February 20, 2010

ブロークン・フラワーズ('04)ジム・ジャームッシュ

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ジャームッシュのこれ、見逃していたんだけど、なるほど去年の「アレ」は、コレがさらに進化した映画だったのね。

ビル・マーレイにある日、ピンクの手紙が届いて、それが発端となって昔の女たちに会いにゆく。彼が住む家のカウチとかインテリアの感じと、彼の隣に住む子沢山の男(ジェフリー・ライト)の家の感じの対比に、まずやられた。マーレイが旅に出る前の比較的長めのイントロだけど、この部分はかなり良い。

「タイプライター探しの旅」に出たあと、それぞれの女たちについては、豪華なラインナップだなあ、というくらいでそんなに感想はない。ちなみに一人目がシャロン・ストーン(写真参照)。ただ、最後の「ミシェル・ペペ」の墓石の横でマーレイがうなだれるシーンは、つくづくよかった。あとはジェシカ・ラングの秘書役のクロエ・セヴィニー、最高。エロい。

女たちとの関係でいうと、映画批評家のクリス藤原氏が一人一人との距離感がどんどん離れて生きつつ、一方でマーレイの心情としては相手に近づいていくというような指摘があった。そして、旅の途中に見えるぼやけた(文字通りピンぽけの)アメリカのランドスケープ(日本語で言うところの「風景」)と、2000年代におけるロードムービー性、ですかね。

「リミット・オブ・コントロール」でさらに顕著になる、同じパターンを何度も繰り返してゆくスタイルは、ジャームッシュはうまい。そこらへんはタランティーノの「イングロリアス・バスターズ」よりもぜんぜん上。

February 18, 2010

「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」

February 14, 2010

ユキとニナ('09)諏訪のぶひろ&イポリット・ジラルド

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またいい映画を観てしまった・・。魅力を一言で言うなら飽きない画っていうところです。美しい画かどうか、というのは開始早々に車のカットでわかるんだけど、美しいだけじゃないです。パリの家とか中庭のシーンがずっといい。後半、2人が家出して田舎の駅に到着したあたりで一時的にだるくなりかけたけど、いやいや、やっぱり最後まで魅せてくれます。

特に、ユキとだれかが会話するシーンにはいくつも強い印象を残すものがあります。例えばすぐに思い出すシーンとしては、ニナと喧嘩しちゃうところとか、母親に手紙を読ませているところでのユキのリアクションとか。あと、ユキが母親にたまに日本語で返すところのキュートさは、日本人だけが楽しめるところですね。ユキのお母さんが空港に向かう日に「ユキちゃん」って窓の外から呼びかけて、ユキが「うん?」って小声で返すところ、いいです。

ここで個人的な話をすると、俺は最近映画館で最前列近くに座るので、字幕を読むのが億劫でしょうがないので、むしろ読まないようにしている。文字を追うと、画が見えなくなるからね。大体、映画を見るのに文字を追うなんて、おかしいだろ。いまさらながら。が、フランス語の映画だとこれがけっこう難しい。なぜなら俺はフランス語があまりわからないからなのだけど、それだけに見ていて母子の日本語のやりとりが入るところはことごとく反応してしまった。

監督トークショー見てきた友人YAのブログに、ユキ役のノエ・サンピのことが書いてあるのが面白かった。

February 12, 2010

メーヌ・オセアン('86仏)ジャック・ロジエ

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ユーロスペースでやってるジャック・ロジエのレトロスペクティブで見ました。うーむ。ジャック・ロジエ、む、難しい。カサヴェテス的な、体調次第で乗れない性というか(いや体調はぜんぜんよかったんだけどね)。ジャン・ルノワール性があって、ま、好きか嫌いか普通かって言ったら好きだけどさ。・・っていうか巨匠の名前を二人も出している時点で苦しいか。うん、今日はそんなに乗れなかったぜ!

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