デス・プルーフ('07)クエンティン・タランティーノ
ああ見たよ。
グラインドハウス、というアメリカのB級短編の2、3本立てっていう興行へのオマージュってことらしいです。今週末からは『プラネット・テラー』がはじまる。この『デス・プルーフ』はそろそろ終わるので見とくべし。
二つの短編からできてます。登場人物で同じ奴がいて、一応続いてはいるんだけど。パート1エロいなあ。途中からは、ああコワい。パート2はスゲ~。って楽しめます。
特にパート1のほうは、作りこみがうまくて相当見たこと無い感が漂ってるとおもう。全編女同士でダべってるシーンがすごくおおいけど、その言葉遣いの軽妙さが特にパート1では効いていた。リズムみたいなの。大迫力。
ストーリー展開は、例えば銃が出てきたら誰かが死ぬ、っていうふうに暗黙の不吉な布石みたいのがあると思うんだけど(例えば『マッチポイント』)、それは作ってる人がそういうふにチラチラと布石を打ってるからなんだけど、この映画ではそれが最初のショットから出てきます。
危ない、危ない、ってなんとなく思ってはいたんだよなー。それ、あぶねーよ、と。それがパート1の最後に炸裂。
で、パート2ではパート1そのものがその不吉な予感として効いてきます。まあ予感はハズれてナイスエンディングになるけど、それもまたそれで、というかそっちがオーソドックスな運びか。
・・とまあ、説明不足ですかね。
説明しねーよ。見ろ。楽しめます。ジャンルはアクション。