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元気の出る暗い曲

暗い気分になった時は暗さでもって回復しましょう。
向かい酒みたいなもんですかね。違うか。
暗さに対して明るさで立ち向かうほど馬鹿馬鹿しいことはない。
それは単なる忘却にすぎない。
忘却でも全然いいけど。いや、むしろ忘れたい。

・Out On The Weekend (Neil Young)
どこか遠くに行ってしまいたい。そんな時にこの曲を聴くとこういう曲が好きな奴と酒を飲みたくなる。
おかげさまで実際にどこかに行かないで済んでいる。ハーモニカソロとヴォーカルの温度差にいつもやられる。

・Candy Says (The Velvet Underground)
見ることが救いになるということを勝手に肯定できた気になる。
壊れている女を客観的に描写しつつ、淡々と流れていく曲長の奥底に深い愛情を感じる(気がする)。
最後の「テュー、テューテューウォー」の美しさで、壊れた女は別の次元に飛躍させられる(気がする)。

・If You See Her Say Hello (Bob Dylan)
ディランほどヘテロな奴もいないと思うのだが、そんなディランは恋愛沙汰にとてつもなくひ弱い。
女に恨み節である時のディランはとてつもなく正直だし、とてつもなくいい声で歌うのだ。
「Sara」とどっちにしようと迷った。

・Sara (Bob Dylan)
ディランほどヘテロな奴もいないと思うのだが、そんなディランは恋愛沙汰にとてつもなくひ弱い。
女に恨み節である時のディランはとてつもなく正直だし、とてつもなくいい声で歌うのだ。
「If You See Her Say Hello」とどっちにしようか迷った。

・Blind Moon (さかな)
「ちょっと変わってる、ただ、それだけさ」と言う認識の不可能性をいやと言うほど味合わせてくれた上に、陶酔すらさせてもらえるなんて、本当にありがたい。おかげで少しだけ変わっている友達を、責任をもって相変わらず笑い飛ばしています。
救いようが無い。でも、曲途中の唸りソロ(あれ何語なの?)でいつもすべてがどうでもいいみたくなる。
対異常者ソングとしては、Blanky Jet Cityの「ディズニーランドへ」的な曲がありましたが、あれとは億歩違う。
これこそ現代のブルースだと思う。救われる。

・Where Did You Sleep Last Night (Nirvana)
レッドベリーがこの曲をどのようなスタンスで歌ったのかもはや俺にはよくわからないが、
カート・コバーンにとっては、この曲を歌うことは救いだったはずだろう。
でも、それは聴衆には「いいね。ニルバーナっぽいね」くらいにしか伝わらなかったはずだ。
カート・コバーンはもっと単純にシンプルになれば良かったのだ。この曲の素晴らしいバージョンのように。
こういうカバーを沢山やれば死なないで済んだんじゃないかナーと思う。
そしてこういうカバーでいいんですね、といつも確認する。

・Sad But True (Metallica)
いろんなことを忘れたうえに元気が出る。
これは凄い曲です。聴いてるうちに寝てたりします。

・それはスポットライトではない(淺川マキ)
ではなんなんでしょうか。それは淺川マキと俺にしかわからないのです。
この曲を完璧に歌う人と俺にしかわからないのです。

以下無限につづく

寝よーっと。

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