08/03/31 福田首相の新提案、その真意は? ー本気で「国民の声を聞いてみたら?」ー
福田総理が道路特定財源の一般財源化を表明しています。もしも本気なら、暫定税率廃止待ったなし、時間切れ寸前のこの時期を待つ必要もなかったのですが、ホントにやると言うなら是非、実現して頂きたい。
今年の「税制抜本改正」って?
今回の発言、よく聞けば「道路特定財源制度を今年の税制抜本改正時に廃止し、21 年度から一般財源化」。ここのところがミソですが、今年の税制抜本改正って何ですか?これはもう決まってる話ってわけではありません。税制抜本改正と言えば、その核は、実は消費税増税。これをどうするか、「一般財源化」以上にむずかしい話です。福田さん、いとも簡単に言ってくれますが、口で言う程容易な話じゃないでしょう。全部一緒に先送り、が本意ではないのですよね?
身内すら誰も「聞いていない」
しかもこの話、幹事長は「聞いていない」と言い、冬柴国土交通大臣は「党内にはいろんな意見がある」。特定財源を守るための煙幕張るのに余念がありません。じっと黙ってはいるが、背後には道路族のドン達がにらみを利かしているはずです。余計な心配ですが、ともかくも「一般財源化」、身内すら、自民党の中すらまとめるのはおっしゃるほど簡単な話ではないんでしょ?
お家芸の自作自演、落としどころは?
ところで発言の柱のもうひとつ、やはり出ました、道路中期計画10年間を5年にと言う予想通りの短縮案。道路計画と言えば13回も繰り返し続けてきた5ヵ年計画ですから、改めてもとの姿に落ち着くだけのこと。国土交通省からすれば倍増ならずとも満額回答です。
税収が欠落と言いますが、特定財源である以上、道路にしか基本的に影響は及ばないはず、道路整備のペースが落ちるだけの問題です。一方、一般財源の話なら、昨年、 定率減税廃止でそれ以上をしっかり確保したではありませんか。
「そんなこといいましたかね」
この問題、あちこちで、聞き分けのない民主党、党利党略の民主党、と言われる毎日ですが、そんなことはありません。国民のみなさんにも今はしっかりその帰趨を見極め、ご判断頂きたいとお願いします。むしろ福田政権は安倍前政権の国民との約束を次々、反古にし、骨抜きにしたことを忘れないで。年金問題、「マニフェストって言っても、選挙ですからネ、口がすべったんでしょ」。今度は「こんな状況ですからね、こう言うしかないでしょ」とはいきません、ソーリ。
本気で「国民の声を聞いてみたら?」
福田さん、国民と自民党のどちらが大事?もちろん「国民」ですね。それなら、本気で国民の声を聞いてみたらいかがですか?問題は道路だけに止まらず、年金、イージス、医療、食糧、宿題はどんどんたまる一方です。国民が今、どう思っているか、民主党にではなく、直接国民に聞いてみたくはないですか?