2008/01/22 「偽装」というより「こじつけ」政権、炎上するか?
18日から通常国会が始まった。ガソリン税暫定上乗せ分についての議論が白熱しています。
34年間、9回も「暫定」上乗せというのも異常だが、継続にこだわる政府の姿勢はさらに理解しがたいですね。値下げか、道路か。廃止してガソリンや軽油の値下げをすれば、道路はもう造れない、と言いますが本当ですか?
先回書いたように、21世紀に入ってすでに道路交通量の伸びは止まり、今後は減少が見込まれます。そんな中、今後10年間59兆円の道路整備中期計画は、暫定税率を死守してまで、これまでと変わらぬ予算規模を維持しようとしているわけです。
この計画、謳い文句は「選択と集中による効果的な事業実施」です(ナルホド)。しかし、その後続けて例えば曰く、全国の踏切 35,000ヶ所、そのうち開かずの踏切 600ヶ所、交通が集中する踏切 1,400ヶ所がある。さらにそのうち特に効果の高い3割程度の400ヶ所を整備します・・・。曰く、全国の信号交差点19万ヶ所、そのうち混雑発生9,000ヶ所、そのうち特に事業効果の高い1/3、約3,000ヶ所に対策を講じます・・・。こんな記述が次々と重ねられていきます。それら〆て合計65兆円、一割負けて59兆円なり、というわけです。
ところでなぜ3割程度が必要なの、なぜ1/3なの?どうしてそれが2割であったり、4割でないのでしょう?その理由は明らかではありません。ただ、この数字で積み上げると、ちょうど道路特別会計の総額と同じ、というわけで、だからガソリン税の上乗せ分、一文たりとも負けられない。その根拠がこの「ほどよい」数値設定にある、としか考えられません。
取れる財源は決して手放さない、集めた税金は何が何でも全部使い切る。国民の必要を無視し時代の流れに逆らう、言わば役所の既得権の暴走。これを乗り越えて「国民の生活が第一」、そこから税金の集め方、使い方を決める、そんな国会の本来の使命が果たされるか否か、まさに真価が問われる国会ですよね。
こんな大事な時に、「税を廃止すれば、地球環境に悪影響が出る」、こじつけの議論はよしましょう、総理、そして高村外務大臣。