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青年団リンク 二騎の会 『五月の桜』

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作:宮森さつき  演出:多田淳之介

宮森さんの素晴らしい脚本と多田淳之介の演出が見事に溶け合った傑作。
二騎の会の本領を見た気がした。

冒頭の暗転からジョニ・ミッチェルの「ウッドストック」のピアノが静かに聞え始め、うっすらとした明かりに舞う桜。
美しすぎ。

棒立ちで不思議な話し方で喋り続ける主要登場人物たち。
その間を、感情をあらわに喋りながら動く人たち。

すべての人物の言い分にリアリティと説得力がある。
段々とわかっていく複雑な設定。

それらが絡んで彼らの関係に奥深さを与えていく。
東京デスロックの佐山さん演ずるミヅキがイライラしながら「離婚するから」と言うところとか、ほんのワンシーンなのに一気に物語の背後にある現実を見せられる。

人が登場する度にさりげなく木の小枝をお供えに(?)持ってくるんだが、母親の登場シーンだけ、めちゃめちゃデカい大木!!後で気づいてゾッとするような演出だった。

最悪なタイミングで「私のことは忘れてもらっていいから」というカズキ(姉)とか、めちゃめちゃ最高(最悪)。

コミカルキャラの掃除のおばちゃんはずっと見ていたいほどの完成度だったし、あれがカズキ(弟)にまさか怒鳴られるとは・・

俳優さんは皆良かったけど、個人的には佐山さんのイライラキャラがベストでした。

「今、何て言った?」
「お願いだから、そういうこと、言わないでくれる?お母さんの前で」

とか最高~!!
あなたが居なかったらイライラしすぎて見てられなかったよ。


受付にはフジテレビ「SP」スタッフからの大きな花が飾ってありました。