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全てはムダ話だ、とエイドリアン・ブリューは歌う。

絲山秋子を読んだのは今年の3月の「ニート」が最初。


絲山 秋子/ニート(角川書店)

んで「沖で待つ」→「袋小路の男」→「海の仙人」→「逃亡くそたわけ」と発表順もデタラメに一気に読み進め、この度文庫化されたデビュー作「イッツ・オンリー・トーク」を読んだ。

感想としては、「最初から完成してたのね」というところでしょうか。とてもいい小説。
まさかキング・クリムゾンの「エレファント・トーク」の詞からタイトルを取っていたとは。


絲山 秋子/イッツ・オンリー・トーク (文春文庫)(文藝春秋)

どこか欠陥のある人々との交流を、簡素な文章でオーソドックスに描く作家ですが、変態性のあるセックスをする男女がよく登場します。この作品もそう。

常に人々の言動にちょっとだけ意外性がある。
そこに「女性」を見た気がして、ずぶずぶと惹かれていくんです。


これの映画化「やわらかい生活」、大丈夫かなあ。
すげー難しいよこのニュアンス。頼んだよ、廣木隆一。