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2006年08月13日

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手元にある140余枚もの写真の中のスカウトたちの笑顔を見るに付け、ジャンボリーの楽しい日々が思い出される。

第14回日本ジャンボリー(14NJ)は、石川県は能登の突端、珠洲市の鉢ヶ崎で行われ、8/2からの移動も含め、8/8の撤収の日まで、終日晴天に恵まれた。
我々千葉18隊は隊長以下7名の指導者で32名のスカウト(中学生の子どもたち)を引率し、大きなケガや事故もなく、成功裏にキャンプを終わらせることができた。

今回、隊長として主眼を置いていたのは、原隊の異なるスカウトの混成隊で、いかにチームワークを作っていくか、という点だった。各班の班長(中学3年生くらい)にはその点を何度もかみ砕いて話し、彼らは期待に応えてくれた。初めはぎこちなかったスカウト同士が、日に日に懇意になり、システムを自己形成し、それぞれの役割を果たしていく様子、特に後半の急成長ぶりは見ていて感心するものがあった。
子どもは吸収が早い。これだからやめられない。

指導者のチームにも恵まれた。ボーイスカウトの全国大会であるジャンボリーともなれば、通常は「ほとんどおじさん」が隊の指導者を務めるのであるが、我々千葉18隊に関しては、最年長の俺すら20代(※)、平均年齢21歳という超フレッシュ集団で、朝から晩までボケ、ボケラレ、ツッコミ、ツッコマレ、に終始し、非常に楽しく毎日を過ごした。
それでいて生え抜き集団ゆえ感度が鋭いので、何事も気付くのが早い。気付いたかと思うと取りかかりもまた早い。隊長の指示を待たずしてもいつの間にかスカウトが事をなしていくのは、彼ら若手指導者の日頃の鍛錬や行いの賜である。

成果は最後に現れる。象徴的だったのは帰りのバスの到着地のスカウトの盛り上がり。
初めの解散場所ではスカウトが自発的に「弥榮をやりたい」(弥榮とはボーイスカウトのエール)と言いだし、最後の解散場所ではスカウト達が自発的に「尻文字」で「ちば18たい」を書いた(尻文字とは、キャンプファイヤーなどの余興で行われる、尻で文字を書くもの。罰ゲームとして行われる事が多い)。
「尻文字」になってしまったのは隊長の品位によるところが大きいかと思うが、何にせよ、楽しかったジャンボリーの終わりを惜しむ気持ち、千葉18隊の仲間に感謝する気持ちがとてもよく現れていたように思う。

それにしても、ひとたび終わってみると、準備の苦労など忘れてしまうほどの充実感に包まれるのは、キャンプのよいところでもあり、ちょいと悪いところでもある。
また4年後の15NJで指導者の立場で参加できるかは、仕事の兼ね合いもあり、なかなか難しいところであるが、その時なりの関わり方で、是非参加したい。

※余談だが、キャンプの途中で最年長者が30代になるというアクシデントあり

(タイトルは千葉18隊の全員集合の号笛。「ちばじゅーはったい」で「ぴぴぴーぴっぴ」と読む。)