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ダージリン急行('07)ウェス・アンダーソン

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インド(といってもほとんど架空の国)をゆくダージリン急行というレトロな列車に乗って旅をする三兄弟。その目的は長兄のみぞ知る。なぜなら他の2人は兄に言われて来ただけだから。やがて三人は列車を追い出され、旅を続ける。ほとんどコメディみたいなかんじの映画です。

オープニングで、インドの街を一望する風景から、ビル・マーレイが乗るタクシーにズーム・インするところ、そしてエイドリアン・ブロディが駅のホームで彼を追い抜いて「ダージリン急行」に飛び乗るスローモーションまでの流れがかっこいいなあ。ホテル・シュヴァリエもそうだったけど、このあたりのクールさ加減はウェス・アンダーソンの勢い感じます。

最高傑作は前作ライフ・アクアティックに譲る気がしたけど、あっちのほうが船ってことで列車よりも派手だからかもしれない。この映画のほうが登場人物が絞られていて、全員キャラが立っていてその点はいい気がする。中でも仕切り屋の兄貴がいい。

ただ、実は俺はウェス・アンダーソンの映画は満足度がマックスという気分にはならない。ちょっとわかりにくいところがありますね。まあ俺が悪いんだろうと思ってもう一度見てみます。つーことで、また見に行くよー!