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Perfume @ 東京ドーム 「1234567891011」

2010 11/3(水) 
01. シークレットシークレット(2009年)
02. 不自然なガール(2010年)
03. GAME(2008年)
04. ワンルームディスコ(2009年)
MC
05. ナチュラルに恋して(2010年)
06. love the world(2008年)
07. I still love U(2009年)
08. 575(2010年)
着替え
09. Perfumeの掟
10. VOICE(2010年) 
11. コンピューターシティ(2006年)
12. エレクトロワールド(2006年)
MC
13. パーフェクトスター パーフェクトスタイル(2006年)
14. Dream Fighter(2008年)
15. The best thing(2008年)~セラミックガール(2008年)~lovefool(2010年)
16. ジェニーはご機嫌ななめ(2003年)
17. コンピュータードライビング(2005年)
18. Perfume(2006年)
19. チョコレートディスコ(2007年)
20. Puppy Love(2008年)
21. wonder2(2006年)
<アンコール>
MC
22. ねぇ(2010年)
23. ポリリズム(2007年)  

いろいろ書こうとも思ったのですが、もういいや。シンプルに。

もともとは行く気は無かったのです。

ドームの話があちらこちらで聞こえてきた時点で、非常に複雑な気持ちになっていたのでした。
なにせ、Perfumeのライヴには、良い音響と、3人のダンスを追える適度な距離と、完璧な演出が必要だと思っているので。(代々木でのライヴにはかなり絶望しました)

一度は行かないと決めたのだが、航空力学さんのページを拝見していて、どうしても行きたくなってしまったのでありました。

もし、あの、アホみたいに広い空間を、全く別次元の技術で克服して、新たなエンターテインメントとして成り立たせ得るのだとしたら・・・・想像したらもう、鳥肌が立ってしまい・・・・しかも、Perfumeなら、在り得る!! それを見逃せるわけがない。と思ってしまったのです。

そこから地獄の戦いを経て、親切な方々にチケットを譲っていただき (この場を借りて改めて厚く御礼申し上げます!)タイムリミットぎりぎりでなんとか参戦してまいりました。

まず、結論から言えば、先ほど書いたような妄想が充足されるようなポイントはほとんどありませんでした。

余裕で音は最悪で、余裕で3人は豆粒でその識別すら困難で(一塁側1階席12列目というかなりの良席であるにもかかわらず)また、それを補おうとする努力や演出は垣間見えたが、やはり「ドームでのライヴ」という悪条件を補うまでには至っていなかった。

それでは、満足しなかったのかといえば、全くそんなことは無くて、ああ。これはPerfumeという現代最強のエンターテインメントを担う「エントロピーアイドル」が存在し得えていて、またそれを祝福するお祭りなのだということを強烈に感じさせられて、最後は余裕で泣いてしまいました。 全てを肯定し、均質化し、全てを無に帰すどこまでも続く悲しい旅。 マンマシーンになりきれぬ悲しい人間と、人間にあこがれる悲しいロボットの、どこまでも続く螺旋状の物語。 そんなことを想像して。 

そして、新しく掴んだ「無個性」なファンともども、完全に騙して、とんでもない場所へと飛翔してくれることを願ったのでした。

Fake It。

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