Can't Find The Way
いやー。
今年もあっという間だなぁ。
気付いたらもう12月に突入してる。
先月はもうこれでもかってなくらい酒飲みまくってた。
おかげで体がまだ変な感じだが、またこれから酒まみれに決まってる年末ってなわけで、もう、本当に、なんか、ようわからん。
んで、たまには普通のことでも書こうかナーと思ったんです。ようわからんけど。
年末です。
『今年買ったアルバムの中で一番よかったのは』、って、そんなの敢えて言うまでもなく決まりきってるんですが、一番はともかく、凄くよかったのが、Mary Gauthierが去年の秋に出した『Between Daylight and Dark』ってアルバムです。
これ、Joe Henryのプロデュース群を追ってて見つけたんですが、いいよ~。
カントリー色が強いですが、質感は完全にブルース・・・というか、女版ニック・ドレイクがしっかりしてるみたいな感じ、っつーか、なんだかよーわかりませんが、とにかく、沁みます。
ほとん聴けば聴くほどに胸に響いてきます。素晴らしい。
この人、元アル中で35歳から曲書き始めたらしい。
なんとも非常に元気の出るエピソードです。
んで、このアルバムのジャケット、なんか見たことあんなーと思ってたら、
同じく去年出たこの素晴らしい出来栄えのアルバムのとそっくりなんですな。
しかもどっちも同じ Lost Highway から出てるという・・・。
さすがにちょっとこれはどうなんでしょうかね。
まぁどっちも最高なんで別に構わないけどね。
あとDaniel Lanois のアルバムも最高でした。
彼自身がプロデュースし、その後のエミルー・ハリスの最高な路線を支えた名盤 『Wrecking Ball』 のために書き下ろしたナンバー「Where Will I Be」をセルフカバーしております。
これがまたマジで最高なアレンジ。
音像全体がマジカルにフィルターがかかっている感じで最高。
そういや、前から思ってたが、ダニエル・ラノワの作る音像って、なんかキセルの音の感じに近いんだよなー。
ガキの頃の夕暮れの公園で一人砂場で遊んでる時の感じとでもいおうか・・・。
そのキセルの新作もマジで最高でした。
っつーわけで今年中にもそっといろいろ聞いとこうと思ったのかもしれんが、なんか衝動的にアマゾンでCDを注文しまくってしまった。
今年も残りわずか。良い音と出会えますように。
おっと、そうそう。「Where Will I Be」で思い出したよ。
俺にとっての今年を象徴する一枚。
今年耳にしたアルバムの中では間違いなく最悪の一枚。
http://www.kogumarecord.org/banquet/c006.html
最悪を味わうのもたまには一興かと思うので、今年はまだまだ自分を苛めぬけていないという人は無駄に購入してみてもいいのではないでしょうか。
いや、まだまだこんなんじゃ最悪さとしてはヌルイ!
という方も多数いらっしゃると思いますので、そういう方は、近々このバンドがどこぞでレコ発ライヴをやるらしいので勝手に調べて行ってみれば、そりゃもう、未曾有のクソな気分を味わえる筈なので行かれてみては如何でしょうか。