Hate the World
「酒を呑んだ次の日は必ず下痢だぜ、畜生。もう慣れちまったけどね」的現資本主義のなかで個々人の欲望はいかに作用するのか。
満員電車に乗っているそれぞれの人間が「個」なんだとしてだぜ。
(満員電車を降りて、一斉に階段を降りて行く人の群れを見ながら、「見たまえ。それぞれの個性がそれぞれ個性のために群れを成している」と言って笑いを取れてたような幸せな時期はとっくのとうに過ぎ去ってしまった)
「そんな」世界の「中心」でアイを叫ぶ「個」っつーストーリーに安心なんかできるわけねーはずなんだけどなー。
需要と供給のバランスが崩れれば一発でアウトである。
「萌え」とは階級闘争的ストーリー構造が変質されたものである。
「世界系」もまたしかり、と誰かが言っていた。
「階級闘争」かどうかは知らないけど、差異と距離の軸のずれ的な構造に触れて心が動かされるのは確かだろう。
サディズムもマゾヒズムもナルシズムもフェティシズムも「萌え」もようは兄弟みたいなもんだ。
と乱暴に言ってしまうこと意外にもはやこのうんこ状況を突破できるような気がしねえ。
Perfumeのニューシングルはそんな兄弟の両極みたいなもんだ。
A,B面お互いがそれぞれを完璧に補完している。
サックスが大好きなインテリやくざなんかよりも、よっぽど末恐ろしい。
全部嘘だけど。