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Our Injury Time

最近職場にサッカー部が出来たのである。
恐ろしい事に、参加している。
いや、むしろ、嬉々としているのであります。
人間変わるものであります。

いきなりフルサッカーというのは無謀だというわけで、フットサルの大会にエントリー。
その一試合目の開始5分で足を捻って負傷退場。
情けねぇったらありゃしねえ。

今年は怪我をしてない時期はないというくらい怪我をしている。
職場の新人達には「なんかいつも怪我してますね」とか言われる始末。
全く持って不本意である。俺はあまり怪我はしない方だと自分では思っている。
いや、むしろ思っていたい。

久しぶりにサッカーをやって、何が楽しいかというと、もう、それは全部楽しいんだが、
結局「蹴る」という感触が体に染み付いていて、そのボールを蹴る感触自体が最高に気持ちいいのです。 
で、こういう感触ってのはサッカーに限らず皆もってるんだろう。
バットでボールを打つ感触とかでもいいし、ギターの弦を弾く感触でもいいし、矢が標的に当たる感触でもいいし、新聞をポストにぶち込む時の感触でもいいし、「オイ!」と突っ込みを入れるときの感触でもいいし、「死ね!」と悪態つくときの感触でもいいし、明日重要な事がある時にかぎって朝方までボロボロに飲み歩く感触でもいいし、ストーキングする感触でもいいし、人をぶん殴る感触でもいい。

結局手を変え、品を変え、そのような感触を追い続けているという。
単にそれだけで気持ちいい、という単純さを捨てることは中々できませんからね。

そもそも自分の「感触」とはなんなのかなんて、
記憶に頼れるような範疇ですらなかったりするんだろうし、
雲を掴むような話でしかないんだろうけど、
この「感触」が自分でわからない人は、大変だろうなあ、と思う。
もしくは、この「感触」が反社会的なものだったりする人は大変だろうなあ、と思う。

まあ、凄くあいまいな意味で「感触」と言ってますが、とどのつまり、肉体性や運動性というものはどこまでも付きまとうのでありまして、それを否定できるなんてのはどう考えたって浅はかで傲慢だということで、
凄く反省したりするのでした。(という感触)

ああ。ピルロのようなボールが蹴りたい。(という感触)

バーカ。(という)


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