久保竜彦
時間意味わかんなくねえ?
今起きてるのに寝たら明日になってるとか意味わかんなくねえ?
年を経るに連れて時間の流れ方が早くなるように感じる、という経験は皆さんあるかと思います。
何でなのかなーっつーわけでまず考えるのは、今まで自分が生きてきて経過した時間の相対量が増えることによって、ある一定の物理的な時間の長さの相対価値が下がるということ。
これは昔トリビアの泉でもやったけど、ジャネーという人が法則化してるようです。
ジャネーの法則。
まあいわんとすることはわかります。ガキと大人では入ってくる情報の価値が全然違うわけですからね。
ただ、
「生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する」と言い切るのは、
これはさすがに意味わかんないだろ。「比例」はないだろ。
まさに、都合的に整合性に騙されて最初から破綻している論理の良き例ですね。
俺は現在30歳だが、10歳の頃の3倍のスピードでは時間は流れてない。
いろいろあって(ないけど)何倍なのかは言えないが、3倍でない事は確かだぜ。
つーか、「なんか早い」だけだし。
つーか、なんでこんなことを問題化して法則化とかせねばならなかったのかとかの方が問題だ。
ジャネーの人生どうだったんだろうか。
あとは、距離。空間。
昔通ってた小学校のグラウンドが今は小さく感じるみてーのとか。
これにも強引に「ジャネーの法則」を当てはめると・・・
っつーか、「生涯のある時期における~~の心理的長さは年齢の逆数に比例する」
~~に、距離、面積、体積、どれを当てはめりゃいいのかね。
アホみたいだね。
まあ、時間の概念っつーのは所詮脳の問題だからねえ。
極端に言えば走馬灯を見るときのあの以上な遅い時間性とか。
夢を見る睡眠は長くて、夢を見ない睡眠は一瞬とか。
例えば電車通勤で、座れてすんげー面白い本読んでる時は一瞬で時間が過ぎて、あまりにも満員すぎて本すら読めないときはなかなか時間が過ぎないとか。
飲んでて、「うお、もう2時半か」とかね。
うお。面倒くせえ。
そのうち脳科学の方面が解明してくれることでしょう。
要は、別にどうでもいいんだよね。
なんか、たぶん「物理的な一定な時間」とか「物理的な一定な距離」とかが「実感」よりも先行しちゃうのが問題なんだよねえ。いや、実感もそこからしか出てこないという。
「物の位置と別の物の位置との直接的な関係を記述していたパラダイムが共通の時間(距離)という媒介変数に対して表されるように変えられたこと」
が問題ということになるようです。
まあ、家の近くに駅ができて、それを「便利」とか思ってしまうこととか、考えてみりゃなんだかよくわからん話しだということですね。
もたってたって、はしってたって、最高な演奏ならそれでいいっつー話しですよ。
要は久保竜彦最高ッツー話しですよ!