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それはぼくぢゃないよ

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幼少期に神経細胞の半分近くは死んでしまいます。
これは、生まれる環境が完全には予想できないので、大きく異なる細胞や微妙に異なる細胞をとにかく多量に作っておいて、その後で適切な細胞を選択させる脳の戦略だとも言われています。
生き残った神経細胞は豊かに発達し、シナプスも急速に増え、神経回路は複雑なものになっていきます。
しかし、シナプスの急増は生後4~5歳頃をピークとし、その後減少し始め、15歳ごろには大人と同じくらいのレベルになってしまいます。
余分に作っておいた神経回路から、環境に応じて必要だと判断された神経回路だけが生き残ることになります。
刺激の与え方によって、どのような神経回路が形成されるかが変わってきます。

ヒトは恐怖・驚愕の体験に遭遇すると青斑核からノルアドレナリンを分泌し、闘争か逃避かの態勢に入り、ストレス体験を終息させるための行動に入ります。長期間回避不能のストレスにさらされた動物は、やがて無痛覚の症状に至り、ストレスを回避する行動を止めてしまいます。この無痛覚の状態は脳内麻薬様物質(オピオイド)の作用によるものと考えられています。オピオイドの拮抗物質であるナロキソンが分泌されると、無痛覚の症状は打ち消されれることになります。

 長期間回避不能のストレスにさらされた場合、動物実験ではノルアドレナリンが減少します。ノルアドレナリンの使用が合成を上回るようです。そしてこうした体験をもつ個体は、体験を持たない個体が反応しない刺激に対してもノルアドレナリン濃度を減少させます。
 ノルアドレナリン濃度の減少が繰り返された場合、脳内のノルアドレナリン受容体の感受性が上昇して、ささいな刺激に対しても過敏に攻撃・逃避反応をするようになります。
 また、幼少期に愛情剥奪(母親からの隔離)などを受けたサルに少量の麻薬様物質を投与すると、ノルアドレナリン濃度は普通に育てられたサルより上昇し、過敏で攻撃的な状態になります。

 PTSDのベトナム帰還兵は、尿中のノルアドレナリン濃度が慢性的に高いことが知られています。アドレナリン作動神経系が慢性的に興奮し、現在にいたるまで戦闘態勢のままであることが示されています。
(適当コピペ)
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神経回路ってのは、
まさに人生の縮図ですな。

最近神経伝達物質のバランスがとれてない気がする。
多分ノルアドレナリンの分泌量が少ないのだ。
もしくは、ノルアドレナリンの使用がその合成を上回っている。
まあどっちでもよかろう。

また雨かよ。

もとから分泌量が少ない人はともかく、
多い人が少ない側の戦略によって少なくさせられているのであるとすれば、
それは由々しき事態だ。

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