Diskdusk
聴音感想文。
Mouse on Mars/Niun Nigun
随分と生ぬるくなってしまったんでしょうけど、
表層で伺う分には『負け組み』、としか言いようが無い奴等の一日の終わらせ方をいつも見ていると、
まったくよー、と思うと供に、どうしようも無い愛しさと本気の笑いがこみ上げてくる。
どんな文脈で生きてても、まあ、変わんないんでしょうねえ。
ほいほい。おつかれー。そうかー。それでいいんじゃないですかね。とか本気で思う。
んで、各々また明日を勝手に生きていくんでしょう。それ以外あり得ないしなー。
ま、そう思えるには距離が必要なんだけどね。ギリギリ諧謔性を感じ得るには。
生楽器とエレクトロニクスの融合 だとか、
アコースティックなインポッシブルサウンドへの憧憬 だとか、
本当のうた が重要だと思ったんです とか、
イッキ、イッキ とか、
チンポ、チンポ とか、
「ブラジル代表トリオ」をミランで結成させたい とか、
ロックン・ロールから抜け出したかったんだ とか、
あんまりやりたくないけど、どっちでもいいや とか、
今日はいい天気だったね とか、
とか、
タバコやめたほうがいいよ とか、
何でも聞いてくれ とか、
キャバクラどうですか とか、
全てのフランス人に死を とか、
オレは普天間で自爆テロを敢行する とか、
なんだよー。お前等連れないよー。一杯くらい飲ませろよー とか、
ブルータス、お前もか とか、
超うざくねえ？ とか、
わかんないからまかせた とか、
殆ど一緒の文脈にあるんだろう。もはや。
このCDとかいうゴミの山はいったい何なんだろうかね。まったく。
CD棚を見るたびにため息か出ますよ。本当に。
ああ。間違いなく俺等はクソったれな奴等の次の世代のクソったれな奴等なのだなーと、
毎日実感してます。そして、その、なんと愛おしいことよ。
ずっとそのまま飛びつづけるしか無い。シュターク！
まあ、いつかは落ちるんだけどね。
そして今日もまた全部一緒という夢をみてうなされるに決まっ
らららっららららっら。
おやすみなさーい。