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Break On Through To The Other Fuck!

イメージは勝手に作られていきますので、放っておけばよいでしょう。
スピ―ドはますます早くなるので、これも放っておけばよいでしょう。
ただ、庇護に入りたくてウズウズしている人間達の間を確信を持って歩いていけばよいでしょう。
(C・オリヴァースタン)

感情を揺さぶられると言う意味では同じでも、ホラー映画を見てビビルのと、
ぶん殴られてビビルのとでは対処が全く違うのと同じで。

うーん。
最近桐野夏生ばかり読んでる。
「グロテスク」を読み終わったのだが、凄い面白かった。
俺のやばさとザコさ故に面白かった面が相当ある気もする。
設定とか相当無理があるし、何度も同じこと言うし。
狙ってる方向性とかちょっと嫌だし。
Calexicoのジャケットの絵と同じ方向・・と言っても判るわけないか。すんません。)

血の流れと美醜と階級と差別と権利と生と性と老いと死。女。ゴージャス&グロテスク。

これは別に差別でもなんでもなくて、まんまそうだったという事実に基づいていっているのですが、
凄い昔から凄い不細工な女はマジで大変だなあ、っつーか、どうすんだろう、
と俺は思っていたのですねえ。そいつらのことを思うと普通にブルーとかになっていた。
あと、さらには奇形児とか。つまり、生まれながらにグロテスクなものですな。そういうことは言ってはならないということにはなっている。でも知り合いで、障害者を見ると気持ち悪くなってしまって、下手すると嘔吐してしまうという人がいて(凄い美人)、たぶん、その感性を否定する事は誰にもできないだろう。
「吐くな!」とか言えないわけで。
そいつらの感情がどんなもんなのかというようなリアルなドス黒さが伝わってきた。

終わり方とか最強。

そして、この小説を読んだあとに、無性に浅川マキを聴きたくなりました。なんと判り易い。
モシクハホンモノノブルースヲキクベキナノダトオモイマシタ。
デモソンナモノガ過去も現在もイッタイドコニアルンデショウカ?

果たして、「女は・・・」、もしくは、「男は・・・」というあなたの言葉は少しでもブルースとして響いているでしょうか・・・そうでなければあんたは単なるクソったれな自己顕示野郎に過ぎない。

俺?
俺は最近は新垣 結衣に持っていかれてます。


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コメント

新垣結衣、ちょー可愛いっすよね!
落下女のコントとかポッキーのCMとか確かに持ってかれます。

可愛い。間違いない。

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