そして忘れるのです。
だから、その報いは、まったく信じられないところからやってくるでしょうし、何故そうなったのかも暫くはお思い出す事すら出来ない。まったく理不尽なこととして訪れるに決まってる。
つまりメガネ禁止令なんてもんはいつだって設置され得る。
その時、俺のメガネへの愛は無情にも引き裂かれ、そこからまたストーリーが生まれ、受けつがれ、めぐりめぐってメガネ復興革命とかが起こって、俺は残存しているメガネ経験者として、メガネを求めて、燃えたぎって、目を輝かせている明日を作る若者達に語らなければならなくなるだろう。眉間に指をもってってメガネの位置を直す動作にしたって、レジェンドだけが知っている。俺だけが本物を知っている。
皆その動作の真似をするだろうが、やっぱりどこかが違う。何かが違う。
そして、俺がその動作をする度に「ウオーーーーーーーー!」という歓声があがる事になる。
ま、いいか。
なんか、メガネがオシャレって凄くねえか?
ジャージがオシャレって時にもビビッたんだけどね。
んで、何?今、坊主がオシャレなの?
そういえば、ある種メガネロック文脈の中心たる、くるりの岸田君。
その辺にいても絶対わかんねーなあ。俺は。マジ普通の奴だった。(風貌が)
俺が「くるり、っつーか岸田君。電気つないでないと良くないっすね、つーか、伝わらないっすね」と超偉そうな事いったら、前日にライブを見てようやくくるりを理解したというHi-Taroさんは「電気の逆襲、アイディアの逆襲なんだよ」と言ってたな。
さすがっす。確かに。わかりやすい。
更には、「編集と配置」という最先端をちゃんと追ってもいるわけですね。
しかしさすがに人気あったなー。抽選だとはいえ、全員若い女の子とかだったし。
佐藤君は凄く気さくな人で、周りの空気を読む人だった。関心しました。バランスとれてんなー。
新曲は意味わかんなかった。
そのうち意味わかるだろう。
やっぱり、くるり大好きです。
ま、これもいいや。
メガネ、ジャージ、坊主、タトゥー。
今更だけど、全部弱者だったり、ハグレ者サイドの文化がひっくり返ってるわけですよね。
マイナーからしか新しいもんは出てこないという当たり前の事実。
ヒップホップのダボダボファッションとかもそうだろうし。
パンク→アイリッシュルーツ(ポーグスとか)→ジャグ・バンドとかもそうだろうし。
明治の日本じゃ結核が格好よかったし、
詳しくは知らんが、ニューヨークのアングラとかだと、タトゥー(自傷行為)の行き着いた先として、腕無いのが格好よいとか、そんなとこまでいってるとかいないとか・・。
次辺り、いよいよ(この日本で!)ハゲとか来ないかなあ・・・
ハゲ格好よいとか、臭格好よいとか、デブ格好よいとか。
あえてハゲっぽくするとか、あえて一ヶ月風呂入らないとか、あえてデブとか。
ヘビメタがオシャレとかでもいいなあ。これは普通にまたあり得るでしょ。
でも、なんにしろ野球選手のファッションだけはずっと格好悪いままな気がする。
サッカー選手の格好悪さがこれを抜けば、その時サッカーは野球以上の国民的スポーツになっているだろう。そしてその時には本当の上下格差が確立しているだろう。