ハイカラ白痴
大好きなアルバムの紹介です。
次の休みには電車に乗ってどこか遠くまで遊びに行く事にしました。
久々の休みだし、せっかくだからいつもと違う風景でも拝んでやろうかな、と。
音楽聴きながら、本でも読んで、空いてる電車に乗り続けるのって楽しいと思う。
でも、結局映画に行くことにしました。
なぜなら映画は僕を踊らせようとするだろうし、電車で行くよりもずっと遠くまで連れて行ってくれるはずだと思ったのです。
僕は踊らされる。いや、踊る。絶対僕が踊って、映画は踊らされるだろう。
立ち止まっていても踊っているようになるまで踊って踊って踊りまくるだろう。
映画館を出ると、たくさんの真っ赤な顔をしたのっぺらぼうが足も上げずに歩いている。
真っ赤な空。太陽は歯車に変わっている。
気づくと回りが全部燃えている。
あなたが燃えている。きっと僕が抱きついたからに違いない。
子供達は顔をくるくる回転させながら四方八方に好き勝手に踊り出す。
誰にもそれをやめさせる事なんてできやしない。
楽しそうな顔、顔、顔。
あいかわらず真っ赤なのっぺらぼう達は踊る事が出来ない。
でもそのうち、血まみれの空が降ってくるに違いない。
そして辺りを真っ赤に染めるだろう。
真っ赤なのっぺらぼう達の顔が無くなる。
そして僕は満足して踊り狂うのだ。
Dancing in your head.
Dancing in your head.
Dancing in your head.
Dancing in your head.