最後のFMレディオ
多重的で、言いえて妙な名称ですな。
last.fm。
自分の音楽趣向を管理するにも、音楽を聴くのを楽しむという意味でも、もはや欠かせない手段になってしまった。
（あの日本語版のページの「おっ？いい趣味してますね」とか「友達や世界中の人にあなたの音楽のセンスを見せびらかしましょう」とかにはさすがに辟易するのだが、まあ、どこまでいってもファッションからは逃げられないし、基本的に※器主義も満更では無いと思っているので、その辺の面倒くさい話は省く。）
んで、最近感じるのは、普通に毎日何処でもパソコンで音楽を聴いているわけではないわけで、本当の意味での「音楽趣向の管理」はできていないわけであります。例えばいつもこのブログの右側に出ているウイークリーチャートだが、大概は仕事から帰ってきて酒を飲みながらパソコンで聴いているアーティスト達がランクインしているわけである。
つまり、右に記される「kaggioさんのweekly chart」とは、実際のところは「kaggioさんが酒を飲みながら深夜に聴く、酒のつまみとしての、しかも面倒くさいからパソコンで聴いている時の音楽チャート」というのが本当のところなのです。
すべての音楽をパソコンで聴きたいと思うほどには、俺も環境もまだまだなレベルです。
というわけで、アナナログ版を聴いた履歴とかはいざ知らず、例えばせめてシラフな外出時にI Pod で聴いた曲の履歴とかを反映させる事はできないのであろうか？
何かそんなことができる手段があれば誰か教えてください。
あと、日本語版のレディオ機能が秋には開始されるという話だったが、
いつまでたっても開始されないので、
そろそろ英語版に乗り換えようかなと思います。
last.fm.
今日は良い天気ですね。
そうですね。
でも明日は寒いそうですよ。
じゃあ風邪を引かないようにしませんとね。
そうですね。
そういえば、あのレディオ・ヘッドのリーダーの人の新譜いいですね。聴きましたか？
ああ、あれですね。うん。
まあ、つまりレディオ・ヘッド・ヘッドの新譜ってことですかね。
つまりレディオってことですね。
それじゃあまた。さようなら。
さようなら。
こんなんよりはまあ、多分マシっつーくらい。
でも、その変化を無視する事はもはや誰にもできないのであります。
※器主義とは
極めて簡単に説明すれば、
例えば額に「５３」とか「２８」というようなその人の「器」をあらわす記号が書いてある状態を称揚する考え方。数字は任意であり、別に他の記号形態を使うのでも構わないが、
例えば身長や体重と同じように、「器」も肉眼で可視できる状態を望む考え方である。
比較的これに近い考え方としては「レッテル主義」や「日和見主義」や「汗はかいてもいいし、それは実は大好きだけど、でもそればっかりを追っていくのはちょっとどうかと思う主義」等があり、遠い考え方としては「博愛主義」や「全体主義」や「人間主義」や「科学万能主義」や「ポスト構造主義」等がある。